道端の紫陽花 - 神奈川県相模原市 -

Hydrangeas at the roadside  -2012.06.17-

- Sagamihara City, Kanagawa Prefecture -

道端の紫陽花

紫陽花の見ごろの季節になったので、紫陽花の名所の多い鎌倉まで出かけて写真を撮ろうかなとも思ったが、よくよく考えてみれば、紫陽花ならウチの近所にもいっぱい咲いているではないか。それならわざわざ遠くまで出かけなくても、近所で撮ればいいか。
というわけで、近所を歩きまわって、道路沿いに咲いている写真を撮ってきた。

まずは、近所の小学校横の道路わきに咲いている紫陽花。花の色は青と紫。





よく見ると、花によって花びらの数が違うに気がついた。

これは花びらが3枚

こちらは花びらが4枚

場所を移動。こちらの花は白っぽい色をしている (ほんの僅かに青みや黄色みを帯びているけど) 。



これは花びらが5枚ある

これは花びらが4枚だ

また場所を移動。こちらは赤紫と白っぽい花だ。



また少し場所を移動。こちらは紫から赤紫だ。




またもや場所を少し移動。今度は赤い花と白い花の紫陽花だ。





こちらは白と少し黄色みを帯びた
白い花が混じっている。

よく見ると、花びらが4枚の花と
5枚の花が混じっている。

また場所を移動。今度は今までとは違う種類の紫陽花だ (正確な名前までは分からないけど) 。




紫陽花の花の色は、土壌の pH (酸性度) によって花の色が変わり、一般的に酸性なら青色で、アルカリ性なら赤色といわれているけど、まるでリトマス試験紙みたいだなぁ (リトマス試験紙は、酸性なら青から赤に、アルカリ性なら赤から青に変化するので、ちょうど逆だね) 。
花の色が変わるのは、土壌が酸性なら土壌に含まれているアルミニウムが溶け出してアルミニウムイオンとなって根から吸収され、花に含まれているアントシアニンという色素にアルミニウムイオンが加わると青色になる。逆に土壌が中性やアルカリ性ならアルミニウムは溶け出さず吸収されることはないため花の色は赤色になる、というようなことを何かで読んだことがある。
でも、同じ場所に咲いている花でも色が違ったりするのは何故だろう?

それから花によって花びらの数が違うということに初めて気がついたけれど、これは何が影響しているのだろう?
ほんの何枚か写真を撮っただけで違いが見えて、なんだかとっても奥深いものを感じた。

おわり。