福岡市内散策(14)
- 天神のど真ん中で”山登り” & 天神中央公園 ~ 明治通り ~ 大博通り -
 

Walking in Fukuoka City No.14  -2017.05.05-

- Climbing "Mt. Acros" in Tenjin, Tenjin Central Park ~ Meiji-dori ~ Taihaku-dori -

Part 1. GWは天神のど真ん中で”山登り”を

GW後半、実家のある福岡に戻っていたんだが、5日の金曜日に、福岡市内を少し散策した。

天神の一風堂でラーメンを食べた後、一旦アクロス福岡まで行って、今回はどこを散策するか考えることにした。アクロス福岡の天神中央公園側まで行った時、ビルの側面を登る階段が目に入った。 アクロス福岡の公園側は階段状になっていて、そこに木々が植えられていて、まるで小山のようになっている。そこを階段で登れるようになっているんだが、アクロス福岡ができて20年くらいになるのに僕はまだ1回もこの階段を登ったことがなかった。

ということで、今回はこの階段を登って上まで行ってみることにした。階段の入り口の手摺には「アクロス山へようこそ」という看板がある。たしかに一見小山のようなっているので、福岡の中心地・天神で”山登り”ができるのだ。

ビルは14階建なので、”山頂(つまり屋上)”まで行こうとすると14階分の階段を登らなくてはならない。この日は天気も良くて気温も高いので、きつそうだったが、写真を撮りながらゆっくり登ることにした。途中、小学生の男の子二人が「はぁ~はぁ~」言いながら登ってきて、僕を追い抜いて行った。階段の周りは木々で覆われているので(高木が植えられているわけではないが)、まるで山を登っているような気分になる。


「アクロス山へようこそ」の看板


階段から見上げると
こんな感じです

階段をひたすら上っていきます。


途中で見かけた紫の花

ビルの側面にはチョロチョロと水が流れている(これは”滝”なのかわからない。ビルの1階のカフェ・レストランの前は”滝”のようだけど)。


ヒメユズリハ


このけもの道のような通路の先は行き止まりです。

やっとのことで”山頂”にたどり着いた。そこからは福岡市内を一望できる大パノラマが広がっている。とりあえず、”山頂”からの眺めを写真に収めることに。


建物中央部の吹き抜け部分の屋根

市役所とベスト電器


春吉方面

キャナルシティ方面


博多駅方面

博多埠頭方面。遠くに海の中道が見えます。

写真を撮っている時、ふと博多埠頭にある博多ポートタワーの方に目をやると、大型クルーズ船が停泊しているのに気がついた。あとで調べたら、この船はイタリアの「コスタ・セレーナ(COSTA SERENA)」という、全長290m、全幅35.5m、総トン数114,500tもある大型客船で定員は3,780名だそうだ。一生に一度はこんな豪華客船で船旅をしてみたいもんだ。


コスタ・セレーナ号

天神の北の方向。正面に志賀島が見えます。


福岡タワー、ヤフオクドーム、西公園方面

港に白い遊覧船のような船が入ってきました。遠くの正面に見えるのはマリンワールド。


福岡空港に着陸する飛行機がやってきました。

やってきたのはスターフライヤーA320-200

この時間帯は北側から海風が吹いてくるので、福岡空港に着陸する飛行機は天神の上空を低空で飛んでいき、街の南側で大回りをして空港には南側からアプローチしていきます。


正面に見えるのは玄海島

東の方に目を向けると、飛行機が離陸していました。離陸しているのはJAL B777のようです。


天神中央公園を上から見たところ

福岡城跡・大濠公園方面

”山頂”からひととおり写真も撮ったことだし、ずっと日差しを浴びて暑くなってきたので、”下山”することにした。


ところどころにベンチが
置いてあって、一休み
できるようになっています。

階段の途中から見上げた吹き抜け部分



地上まで降りたら、とても喉が渇いたので、ビルの前のコンビニで飲み物を買って水分補給を。


天神中央公園から見たアクロス福岡の建物

その後は、公園内を少し散策してから、明治通りから大博通りを歩いて博多駅まで行くことにした。


Part 2. 天神中央公園 ~ 明治通り ~ 大博通り

アクロス福岡と隣接する天神中央公園は、僕が子供頃は県庁があったところだが、県庁が東公園の方に移転した後、現在のように整備されたのだ。公園の南側には、旧県庁に使われていた柱を使ったモニュメントがあります。

中央の階段部分は水が流れていたんだが、写真を撮ろうとしたら水が止まってしまった。残念と思っていたら、しばらくしてまた流れてきた。





旧福岡県公会堂貴賓館
明治時代に建てられた洋風建築です

那珂川にかかる福博であい橋に
ある「三人舞妓」の銅像

中洲の西大橋のたもとには、作家の原田種夫の「人間」という詩が刻まれた碑と、「人」の文字を象ったモニュメントがあります。その下には、かつてここにあった「ブラジレイロ」という喫茶店の原田種夫の思い出を記した碑もあります。


原田種夫の詩「人間」とモニュメント

原田種夫の「思い出の記」

さらに明治通りを歩いて行くと、大博通りとの交差点には、ひときわ目立つ建物があります。後で調べたら、この建物は呉服町ビジネスセンタービルというビルで、世界的な建築家のマイケル・グレイヴス氏がデザインを手掛けたオフィス中心の複合ビルだそうです。


呉服町ビジネスセンタービル

ところで、大博通りといえば、中央分離帯にヤシの木が植えられているんだけど、ヤシの木があるのはここ呉服町交差点から海側だけだということに初めて気がついた。ここから博多駅側はヤシの木ではなかったんだね。


大博通りの呉服町交差点から海側

大博通りの呉服町交差点から博多駅側

大博通りを博多駅に向かって歩いていたら、二つ繋がったポンプを発見。その名も「おポンプ様」。後で調べたら、この二連式手押しポンプは、太平洋戦争末期の1945年の福岡大空襲にも耐え、1978年の福岡大渇水の時にも活躍したそうで、その後、通りの拡張工事で撤去される予定だったけれども、市民の働き掛けで保存されることになったそうです。


おポンプ様


さらに歩いて行ったら、とても
カラフルなマンションを発見

天神で”山登り”をして、その後、天神から博多駅まで歩いたので、さすがに足が疲れてきた。博多駅で一杯飲もうかとも思ったが、あまりの混雑でどこも入れそうにない。しかたがないので、このまま福岡空港まで戻って、チェックインカウンターで荷物を預けて、空港内のレストランでビールを飲むことにした。

おわり。