シンガポール旅行 (4)
- 第4日: チャイムス & グッド・シェファード教会 ~ チャイナタウン
~ クラーク・キー ~ オーチャード・ロード -

Travel to Singapore No.4  -2011.12.10-

- 4th Day : Chijmes & Cathedral of the Good Shepherd ~ China Town ~ Clarke Quay ~ Orchard Rd. -

2011年12月10日:Part 1. チャイムス & グッド・シェファード教会

シンガポール旅行4日目、この日の午前中にチャイナ・タウンに行こうと思っていたが、その前に途中のシティ・ホール駅周辺でまだ見ていなかったところがあったので、チャイムス周辺に行って写真を撮った。

まずはチャイムス (Chijmes) から。
チャイムスは今から100年程前にフランスの尼僧によって建てられた修道院が前身だそうで、今ではレストランやバー、ショップが入った複合施設として注目を集めているらしい。たしかにガイドブックに載っている平面図をみると、中央のホール (教会) の周りにレストランがたくさん並んでいる。しかし、ホテルで朝食をとってからそれほど時間が経っていなかったので、まだお腹は空いていない。ということで、写真を撮るだけにした。でも中央にある教会では結婚式か何かが行われていて、あからさまにカメラを向けるわけにもいかず、周りから撮ることにした。


正面入口の門




その後は、ビクトリア・ストリートをはさんでチャイムスの向かい側にあるグッド・シェファード教会 (Cathedral of the Good Shepherd) へ。グッド・シェファード教会は僕が持っているガイドブックには特に紹介はされていなかったが、後で調べてみたら、シンガポールで最も古いカトリック教会だそうだ。尖塔が特徴的で歴史を感じさせる静かな佇まいの教会だ。












この後は、いよいよチャイナタウンへ。

Part 2. チャイナタウン

MRT東北線のチャイナタウン駅を出たら、いきなり目の前に " SONY " の看板が目に入った。チャイナタウンで SONY の看板に出迎えられ、意表を突かれてしまった (わざわざ写真には撮らなかったけど) 。通りの両側にはお土産屋さんがずらりと並んでいた。



通りを突き抜けて広い通りのサウス・ブリッジ・ロードに出たら、ヒンドゥー教の寺院が目に入いり、これまた意表を突かれてしまった。この寺院はスリ・マリアマン寺院 (Sri Mariamman Temple) という、シンガポール最古のヒンドゥー教寺院だそうで、昔はこの辺りにインド人がたくさん住んでいた名残といわれているそうです。






サウス・ブリッジ・ロード
(South Bridge Rd.)

サウス・ブリッジ・ロード沿いを少し歩いたら、今度はイスラム教のモスクが。なんかチャイナタウンに来た気がしないなぁ・・・。入口にある緑色の一対の尖塔が特徴的なこのモスクはジャマエ・モスク (Jamae Mosque) というモスクで、南インドからのイスラム教徒の移民によって建てられたそうです。





道を渡って反対側からあたりを見回したら、先ほどのヒンドゥー教の寺院の向こう側に仏教寺院らしきものが目に入ったので、行ってみた。やっと中国風の建物に出会えた。
この大きな寺院は新加坡佛牙寺龍華院 (Buddha Tooth Relic Temple and Museum) という寺院で、重厚な建物 (唐代様式というそうです) が特徴的だ。




門の両側には金剛力士像のような (何という名前の像か分かりませんが) 彫像があります。







建物の横の駐車場には大型観光バスが横付けして、バスから大勢の観光客がはきだされていた。ここまで写真を撮ったところでコンパクトフラッシュが一杯になったので、旅行前に買っておいた新しいのに入れ替えた。
建物の反対側に行ってみると、ここにも大勢の観光客が。





これはなんだろう?

新加坡佛牙寺龍華院の向かい側には、チャイナタウン・コンプレックス (牛車水大厦:Chainatown Complex) というショッピングセンター&ホーカーセンターがあります。



このあと、チャイナタウンのなかをぐるぐる回ってみた。どこも観光客であふれかえっていて、とても活気があるところだ。

チャイナタウンを散策した後は、クラーク・キーに行ってみることにした。

Part 3. クラーク・キー

MRT のクラーク・キー駅を出て、シンガポール川にかかる橋を渡ると、目の前の交差点にある窓枠が虹色のように塗り分けられたカラフルな建物が目に留まった。なんの建物なのかよく分からなかったが、とりあえず写真に収める。


シンガポール川にかかる橋

シンガポール川




このあと川沿いの遊歩道を歩いて行ったら、カラフルなショップやレストラン、バーなどが集まるところに出たのだが、時間がお昼頃だったので、どのお店もまだやっていないようで、お店を眺めるだけになってしまった。




川の反対側には倉庫街を彷彿させる建物にはレストラン (バーかな?) が軒を連ねている。



川沿いの道を歩きながら、どこでお昼を食べようかなと考えていたが、外を歩き続けるととっても暑かったので、とりあえず近くにあったショッピング・センターの建物に入った。ショッピング・センター内にもレストランがあったが、ガイドブックをぱらぱらめくっていたら、近くに一風堂 (博多ラーメンのお店) があるのに気がついた。一風堂がニューヨークに進出したという話は何かで読んだことがあるが、シンガポールにも出店していたとは知らなかった。今いるショッピング・センターから 300m 位と近いし、なんだが無性にラーメンが食べたくなって、一風堂まで行ってみることにした。

地図を頼りに歩いて行って、目指す一風堂 (ここは 「一風堂 TAO 」 というシンガポールの2号店らしい) についた。中に入ると、店内は落ち着いて洗練された雰囲気だ。お店の人に案内されてカウンター席について、日本でいつも食べている 「白丸」 (麺の硬さはバリ硬) とビールをたのんだ。暑い中を歩いてきたので、ビールのうまいこと。
ところで、昨日シティ・ホールのショッピング・センター内にあるレストランで夕食をとったとき、ついでにビールをたのんだら、「空の」 ジョッキと缶ビールが出されて (自分で注げということだ) ビックリしたけど、さすがにここはそんなことはなかった (日系のお店なので当たり前か) 。

出されたラーメンも日本のモノと同じ味で、異国の地で食べる博多ラーメンは格別のモノがある。あまりのおいしさに感激して、おもわず 「替え玉」 もたのんでしまった。

この後は、オーチャード・ロードに行ってみることにした。

Part 4. オーチャード・ロード

クラーク・キーから MRT の東北線と南北線を乗り継いで、オーチャード駅を降りたら、もうそこは人でごった返していた。考えてみれば、ここはホテルやデパート、ショッピング・センターが林立するシンガポールで一番の繁華街で、しかも土曜日の午後だ。どこを歩いても人、人、人で、新宿や渋谷も負けそうなくらいのものすごい人出だ。

まずは、アイオン・オーチャード (ION Orchard) という巨大なショッピング・センターから、街路樹の並ぶオーチャード・ロード (Orchard Rd.) 沿いにデパートの中を散策してみることに。ION の隣には伊勢丹 (Isetan Orchard) や高島屋 (Singapore Takashimaya S.C.) もある。中をぐるぐる回ってみたら、あちこちにチャネルやルイ・ヴィトンなどの高級ブランドのブティックなどが並んでいる。また、出店しているのは高級ブランドのお店ばかりではないのだろうけど、どうしても目についてしまう。


ION Orchard


ION Orchard の前に飾ってある
クリスマスツリー


イルミネーションがついた
街路樹のオブジェ
これって日立が作ったのかな?

中国風 (?) の建物のホテル


巨大な透明の球体に入った雪だるま人形

ここにもクリスマスツリーが

街路樹

この日も朝からずっと歩きまわっていたので、さすがに疲れてきて、途中で見つけたスタバで一休み。
高島屋の中をぐるぐる回って外に出て見たら、いつの間にか雨が降っていた。しばらく入口近くで雨宿りしたが、すぐには止む気配がなかったので、また建物の中に入って時間をつぶすことにした。


高島屋が入っている大きな建物

しばらくしてまた外に出て見ると、雨はもう止んでいて陽が射してきていたので、オーチャード・ロード沿いをサマセット駅の方まで歩いて行った。そこから通りを渡って道の反対側を今度はオーチャード駅の方に歩いて行った。12月ということもあり、通りのあちこちにクリスマスツリーがあり、街は “真夏の” クリスマス一色だ。




途中、とあるビルの前で、上半身裸でお揃いの赤いジャージをはいたお兄さんたちがずらりと並んでいて、若いお姉さんたちがその間に入って写真を撮ってもらっている光景に出くわした。これはいったい何のイベントなんだろうか?


上半身裸お兄さんたち


ION のあるオーチャード・ロードとパターソン・ロードとの交差点まで戻って来て、ガイドブックを見たら、近くにグッドウッド・パーク・ホテル (Goodwood Park Hotel) があることに気がつき、行ってみることにした。グッドウッド・パーク・ホテルはラッフルズ・ホテルと並ぶシンガポールを代表するコロニアルホテルで、1900年、在住ドイツ人のためのクラブハウスとして建てられたものだそうで、ライン川沿いのお城をイメージしたものだという、赤いとんがり屋根が目を引く。


Goodwood Park Hotel

ホテルの歴史を記した説明板

その後も近くを散策したが、さすがに疲れてきたので、一旦ホテルに戻って少し休んでから夕食をとることにした。
ホテルに戻って携帯の歩数計を見たら、三日間で60km近く歩いていた。いや~、いっぱい歩いたもんだ!

つづく。