東京都心散策(17)
 - GW前半は野外ライブと「ダ・ヴィンチ展」へ+丸の内 -

Walking in Tokyo No.17  -2013.04.29-

- Outdoor Jazz Live in Ochanomizu / The Exhibition of Leonard Da Vinci at Tokyo Metropolitan Art Museum / Marunouchi -

Part 1:野外ライブ in お茶の水

GW三日目も天気がいいことだし、午前中から都心に出かけることにした。ブルーノート東京からのメールマガジンで、連休中の 4/29-30 に入場無料のジャズ・イベント開催のお知らせが書いてあったので、行ってみようと思っていたのだ。

このイベントは " JAZZ AUDITORIA " というもので、場所はこの春、お茶の水に新たにオープンした WATERRAS (ワテラス) という大型複合商業施設に設けられた野外ステージだ。プログラムをみたら、この日のお昼の 12:30 からはジャズピアニストの 桑原あい が登場するということだったので、これだけは聴きたいと思ったのだ。

会場があるのは JR御茶ノ水駅・聖橋口の近くに新しくできたビルだが、駅前の交差点に立ってみると、目の前に真新しい高層ビルが建っている。このビルかなぁ?と思ってよく見たら違うビルだった (目の前のビルは " Sola City " という別の複合施設だった。ワテラスはその奥にあった) 。


sola cityの看板

sola cityのビル

ビルの脇にある花壇

たしか野外ステージは奥の方だったので、写真を取りながら奥の方へ進んでいった。隣のビルに通じる渡り廊下を渡って、少し行くとゲートのようなものがあって、そこをくぐって行くとテラスになっていて、その下に特設ステージがあった。ステージの前の観客席はもう一杯で、階段やその周りも人だかりになっている。観客席の後ろの植え込みがあるところは比較的人が少なかったので、とりあえずここで陣取ることした (当然立ち見だけど) 。そばのテントではビールを売っていたので、一杯飲みながらライブを聴くことにした。


WATERRASのビル

ビルの脇の小さな池

ゲート


野外ステージ

下からテラスを見たところ。

この日のお目当ては、桑原あい・トリオ・プロジェクトだ。桑原あい は「ポスト・上原ひろみ」と目される若手ピアニストの一人で、最近注目している若手ミュージシャンの一人なのだ。去年デビューアルバムを買ったのだが、つい最近もう2作目が出でCDを買ったばかりだったので、彼女のライブをぜひ聴きたいと思っていたのだ。


桑原あいちゃん

" JAZZ AUDITORIA " の看板

桑原あい・トリオ・プロジェクトという名のとおり、彼女のピアノを中心に、ベースとドラムのピアノトリオ編成での演奏で、1時間弱のミニライブだったが、なかなかいいパフォーマンスを見せていた。今後が楽しみなピアニストだと思う。それに、いつもはコンサートホールやジャズクラブでライブを聴くのがほとんどなので、たまにはすがすがしい天気のもと、”ビールを飲みながら” 野外でライブ演奏を聴くのもまた気持ちがよかった。

WATERRAS のタワービルと ANNEX 。中央のテラスをはさんで両側に建っています。


WATERRAS TOWER

WATERRAS ANNEX

広場にはミニ・クーパーも展示してありました。この車、ちっちゃいけど結構好きです。


MINI COOPER PACEMAN


Part 2:「ダ・ヴィンチ展」 at 東京都美術館

その後は近くを散策しながら秋葉原まで歩いて行って、それから上野の東京都美術館へ。ここでは今「レオナルド・ダ・ヴィンチ展 天才の肖像」が開催されているので、観ようと思っていたのだ。


リーフレット(表)

リーフレット(裏)

レオナルド・ダ・ヴィンチ (Leonardo da Vinci, 1452 - 1519) については今更言うまでもないが、イタリアのルネサンス期を代表する芸術家で、彼の才能は《モナリザ》、《最後の晩餐》に代表される絵画や彫刻にとどまらず、科学や工学、建築、解剖学など様々な分野でその才能を発揮したことはあまりにも有名だ。

今回の展覧会では、イタリアのミラノにあるアンブロジアーナ図書館・絵画館が所蔵するミラノ時代の彼の傑作《音楽家の肖像》(日本初公開だそうです) や、彼の直筆のメモや素描を編纂した『アトランティコ手稿』に収められている22葉の他、彼の影響を大きく受けたレオナルド派の画家たちの作品などが展示されていた。

ダ・ヴィンチといえば絵画のイメージが強いが、絵画だけでなく、《永久機関のスケッチ》、《飛行装置の翼の接合部》などの科学・技術に関する彼の手書きのスケッチやメモを実際に見ることができたのも収穫だった。まぁ、できれば《モナリザ》も観てみたかったけど、こればかりはルーブルに行って観るしかないか・・・。


Part 3:丸の内

「ダ・ヴィンチ展」を観た後は、夕食 (+ビールも) をとるには少し時間が早いので、ひとまず東京駅まで戻って丸の内を散策して時間をつぶした後は、八重洲地下街にあるキリンシティへ。ここはブラウマイスターが飲めるので、東京駅近くまで出てきたときにたまに行くことがあるのだ。この日もけっこう歩き回ったので、こういうとき飲むビールはおいしいものだ。

以下は、丸の内界隈を散策しているときに見かけた、丸ビルの裏通り沿いにあるストリート・ギャラリーに展示してある作品群。


作品その1
サックスを吹くオジサン
なぜか素っ裸

作品その2


作品その3

作品その4

おわり。