東京都心散策(39)
 ― 日枝神社に行ってみた ― 

Walking in Tokyo No.39  -2017.02.25-

- Hie Jinja Shrine -

日枝神社

この日は天気も良かったので、久しぶりにカメラを持って都心まで散策に出かけることにした。

どこに行こうかと考えたが、今回は神社に行ってみることにした。都心の神社は何箇所か行ったが、まだ行ったことがない神社はいっぱいある。ということで、今回は行ったことがない神社の中で、前から行ってみようと思っていた日枝神社に行ってみることにした。

でも、日枝神社の名前は知っているけど、具体的にどんな神社かはよく知らないので、ネットで調べてみた。

それによると、
「主祭神は大山咋神 (おほやまくひのかみ) で、相殿に国常立神 (くにのとこたちのかみ) 、伊弉冉神 (いざなみのかみ) 、足仲彦尊 (たらしなかつひこのみこと) を祀っている。
日枝神社がいつ創建されたのかはよくわからないようだが、江戸氏が江戸の郷の守護神として山王宮を祀り、文明10年 (1478) に太田道灌が江戸城を築城するにあたって、鎮護の神として川越山王社を勧進し他のに始まり、江戸の町の繁栄の礎を築いた。
その後、天正18年 (1590) に徳川家康が江戸に移封されたとき、江戸城内の紅葉山に遷座して、江戸城の鎮守とした。また、江戸市民からは江戸郷の総氏神として崇敬されたという。二代将軍秀忠による江戸城大改造の際、紅葉山から江戸城外に移され、社殿を新築して遷祀され他のだそうだ。これ以降、庶民も参拝できるようになったという。
明暦3年 (1657) 、明暦の大火によって社殿が焼失したため、万治2年 (1659) 、4代将軍家綱は赤坂の松平忠房の邸地を社地に充て、現在地に遷座した。」
ということだそうだ。

ひとまず新宿に出て、それから地下鉄丸ノ内線に乗って赤坂へ。赤坂見附駅を出たところで、場所がイマイチよくわからないので、スマホの地図で確認しながら外堀通りを歩いていたら、程なくして鳥居が見えた。とりあえず鳥居の写真を撮っていたら、あることに気がついた。この鳥居は普通の鳥居と違って上部に三角形の屋根のようなものが乗った形をしている。こんな形をした鳥居は初めて見た (後で調べたら、これは「山王鳥居」と呼ばれるもので、山王信仰と呼ばれる神仏習合を表しているものだそうだ) 。


山王鳥居
でもこの鳥居、なんだかちょっと威圧感があるなぁ…。大きな鳥居なので、そう感じるのかな?

山王日枝神社の石標柱

ここから境内に行くにはどう行けばいいんだろうと辺りを見回したら、近くに階段があったので上ってみることにした。階段を上って行くと踊り場の先には、まるで京都の伏見稲荷の千本鳥居のような光景に出くわした。これは「稲荷参道」と呼ばれるもので、東京の都心でこんなものが見られるとは思っても見なかった。

参道の階段を上って行くと境内にたどり着いた。でもここからここから門(「神門」というそうだ)までは境内をぐるっと半周しなければならない。


稲荷参道

神門

境内を半周して神門の写真を撮ってから、中へ入った。社殿の前には参拝の列ができていて、僕もその後ろに並んだ。そんなに長い列ではなかったので、10~20分ほどで参拝の順番が回ってきた。

本殿の中では結婚式が行われているようで、参拝の列の隣にも、これから結婚式に臨むと思しき新郎新婦と参列する人たちがいた。参拝を済ませた後は、本殿の脇に梅の木があったので、梅の花の写真を撮ってから神門から外に出た。


社殿

内側から見た神門


社殿の脇の梅の木




宝物殿の背後にはザ・キャピトルホテル東急の建物がそびえ立っている。ここが都会の真ん中だということを実感させられる。神門の前には階段があって、これが表参道(山王男坂というそうだ)なのだそうだ。


宝物殿と
ザ・キャピトルホテル東急

山王鳥居から表参道を見上げる

この後はまた周りをぐるっと回って外堀通り沿いの鳥居の前へ。
そこから溜池山王駅方面に歩いて行ったら、また鳥居がある広場に出た。そこからは階段のほかエスカレーターで境内まで気軽に上れるようになっていた。神社に上るエスカレーターなんて初めて見た。


外堀通りから望む
ホテルニューオータニの
ガーデンタワーと
ガーデンコート

山王鳥居と階段
脇にエスカレーターがある

階段の脇はこんな風になっていました。





おわり。