東京都心散策(51)
 ― 東京都庭園美術館で《キスリング展》を観た後は、庭園を散策 ― 

Walking in Tokyo No.51  -2019.05.03-

- The Exhibition of Kisling at Tokyo Metropolitan Teien Art Museum and Walking in the Garden -

東京都庭園美術館で《キスリング展》を観た後は、庭園を散策


GW後半が始まった金曜日、この日はとても天気が良かったので、カメラを持って目黒にある東京都庭園美術館に行ってきた(ここは前から行ってみたいと思っていたところなのだ)。


お昼前にウチを出て、新宿でお昼を食べてから山手線で目黒へ。目黒駅から歩いて数分のところに庭園美術館はあった。まずは正門を入ってすぐのチケット売り場でチケットを購入するのだが、庭園のみのチケットと庭園と展覧会の両方が見られるチケットがある。せっかくここに来たのだから展覧会も観ようと思い両方が見られるチケットを購入した。


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正門横の展覧会の看板
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正門

正門から木々に囲まれた道を歩いていって敷地の奥の方に美術館の本館があった。

この本館は旧朝香宮邸として1933年(昭和8年)に建てられたものを、1983年(昭和58年)に東京都庭園美術館として一般公開されたものだそうだ。1920年代前後に欧米で流行していたアール・デコ調のデザインを随所に取り入れた建物で、国の重要文化財に指定されているそうだ。


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本館へ向かう道
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本館

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本館入口の両脇には狛犬が鎮座している
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玄関。斜めから撮っているのは、ぼく自身が
ガラスに写り込まないようにするためです。

この美術館で現在開催されているのは《キスリング展 エコール・ド・パリの夢》と題する展覧会だ。僕はキスリングという画家のことは全く知らなかったので、美術館やその他Webサイトの記事を参考にすると、
「モイズ・キスリング(Moïse Kisling、1891 - 1953)は、ポーランドに生まれ、エコール・ド・パリ(パリ派)を代表する画家で、モンマルトルやモンパルナスで、ピカソをはじめ、多くの画家と知り合いになる。
風景画、静物画、裸婦などにおいて独自のスタイルを発展させてきたが、なかでも肖像画にその特徴が最もよく表れている。丁寧な筆致による洗練されたレアリスムと、静謐なムードに満ち、輝かしく官能的な色彩によって、キスリングはエコール・ド・パリの重要な芸術家として位置付けられている。 今回の展覧会は、1920~30年代のパリで「モンパルナスのプリンス」と呼ばれ、時代の寵児となったキスリングの画業を滞米時代の作品を含む約60点の作品により振り返る。」
ということのようだ。


展示室では作品の撮影はできないが、所々室内の写真撮影可能な場所があるようなので、キスリングの作品を鑑賞しつつ、室内の写真も撮っていくことにした。


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大広間の横の部屋(次室)
中央の置物は何だろう?
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書庫
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書庫の中の書棚

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書斎
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書斎の天井。丸いドーム状になっていて、
間接照明で照らされています。

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この部屋は何だったっけなぁ?

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本館を出て新館に向かうところ
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新館入口

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新館前の芝生に鎮座する《座る豹》
(エドゥアール・サンド作)

一通り作品を鑑賞した後は、庭園の方に行ってみることにした。

庭園は芝庭と茶室、日本庭園、西洋庭園が配置され、都心とは思えない緑豊かな庭園だ。芝庭では何人もの人がシートの上に座ったり寝そべったりと、春の陽気の午後を楽しんでいた。


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芝庭から見た本館
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本館2階から見た芝庭

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ツツジが咲いていました
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ブロンズ(青銅)製の灯篭?

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庭園から見た新館
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庭園にある茶室「光華」

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日本庭園にある池
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庭園も一巡りしたので、庭園美術館を後にした。この後どこに行こうかと思ったが、隣には国立科学博物館付属の自然教育園もあるので、ついでに行ってみることにした。


つづく。