恵比寿ガーデンプレイスと東京都写真美術館
この日はあまりにもいい天気だったので、カメラを持って都心まで出かけてきた。
今回は恵比寿にある東京都写真美術館に行ってきた。場所は「恵比寿ガーデンプレイス」の一角にある。僕は恵比寿ガーデンプレイスにはまだ行ったことはなかったので、ついでに中も散策してみることにした。
JR恵比寿駅を降りて、動く歩道のあるとっても長い通路「恵比寿スカイウォーク」をひたすら歩いて、やっとガーデンプレイスの入口に着いた。
入口から恵比寿駅方面 をみたところ
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入口を入ると、目の前にはレンガ造りの建物 「エントランスパビリオン」 と、その背後にある超高層ビル 「ガーデンプレイスタワー」 が出迎えてくれる。
エントランスパビリオンと ガーデンプレイスタワー
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ビアステーション
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クリスマスツリー
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恵比寿三越
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中央のレッドカーペットがある緩やかな下り坂を降りて行って中央の広場に行ってみると、広場の真ん中には、巨大なガラスケースの中に巨大なシャンデリアが吊り下げられている。
レッドカーペットの下り坂
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巨大なシャンデリアは、あとで調べたら、これは世界最大のバカラシャンデリアというもので、8,472 ピースのクリスタルパーツと 250 の灯りで輝きをつくりだしているそうだ。
シャンデリアのある広場の周りの花壇の花
その後はまた地上に出て歩いて行ったら、反対側の出入り口まで来てしまった。出入り口付近にヨーロッパ風の建物が建っていたので、何だろうと近くまで行ってみたら、レストランだった。
反対側まで来てしまって、「あれっ?写真美術館はどこにあるんだろう?」 と思って、案内板を見てみたら、目の前にある 「ガーデンホール/ルーム」 の隣にあるようだが、どこから入ったらいいか分からない。もう一度案内板の地図を見たら、どうやら外側の道路沿いに入口があるようだ。ということで、一旦敷地の外に出て、道路沿いを歩いて行ったら、写真美術館の入口があった。
今回観たのは 「植田正治とジャック・アンリ・ラルティーグ ― 写真であそぶ ― 」 という写真展だ。といっても、僕はこの2人の写真家は知らないので、チケットを買うとき適当に選んだんだが・・・。
写真美術館の入口
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リーフレットの表紙と裏表紙
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リーフレットを見ると、植田正治 (1913 - 2000) は鳥取県生まれの写真家で、一貫して故郷の山陰地方で撮影を続け、特に鳥取砂丘を舞台に家族らをモデルにした写真演出でユニークな世界を生み出したのだそうだ。一方のフランスの写真家ジャック・アンリ・ラルティーグ (1894 - 1986) は、画家としての活動のかたわら、趣味として、家族や友人たちとの日常生活やスポーツのスナップショットを撮影、偉大なアマチュア写真家として世界的に評価されたそうだ。どちらもアマチュア精神を貫いた写真家で、日本とフランスという文化の違いを超えた共通性と2人の独自性を同時に見るというのが、この写真展の趣旨のようだ。
僕は植田正治もジャック・アンリ・ラルティーグも知らなかったので、とりあえず観るだけになってしまったが、どちらも写真を通じて当時の日本とフランスの文化や風俗を垣間見ることができ、興味深いものがあった。
写真展を観た後はまたガーデンプレイスの内部へ。
ところで、途中で遠くの方に紅い球体がめり込んだビルが見えたけど、あのビルは一体何だろう?
(後でネットで調べたら、「日の丸自動車学校」の校舎だそうです)
日の丸自動車学校の校舎ビルにめり込んだ 謎の球体
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ガーデンプレイス中央の広場
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花壇
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広場にたっているブロンズ像
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あちこち見て回っていたら喉が渇いてきて、一杯飲みたくなった。たしか入口近くにビアステーションがあったなと思いつつ案内板を確かめたら、三越の裏手にエビスビール記念館があるのに気がついた。ということで、エビスビール記念館に行ってみることにした。
記念館の入口左手奥に銅像がある。「日本のビール王」 といわれた馬越恭平の像だそうだ。
エビスビールの缶を積み重ねてつくったエビスビール缶の オブジェ
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床のエビスのマーク
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フロア中央のクリスマスツリー
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入口フロアを抜けて階段を下りて中を見回したら、左手にエビスギャラリーが目についたので入ってみることにした。ギャラリーでは、エビスビール誕生から今日に至るまでの資料や映像で紹介していて、なかには懐かしい写真もあったりする。
フロア中央の正面にはガラスで仕切られたステージがあり、中ではお客さんが説明を聞きながらビールを飲んでいる。でも、ここはツアーを申し込まないと入れないらしい。そこまでして飲む気にはなれなかったので (ただビールを一杯飲みたかっただけだ) 、ギャラリーの反対側のエリアのテイスティング・サロンで飲むことにした。
一杯飲んだ後、外に出てみたら、空はまだ少し明るかったが、この日はこれで帰ることにした。
おわり。