東京都心散策(47)
 ― 「くまのもの」 at 東京ステーションギャラリー / 東京ミッドタウン日比谷 ― 

Walking in Tokyo No.47  -2018.05.04-

- "Kengo Kuma: a LAB for materials" at Tokyo Station Gallery / Tokyo Midtown Hibiya -

Part 1. 「くまのもの」 at 東京ステーションギャラリー


GW後半2日目、天気も回復したことだし、カメラを持って都心まで出かけることにした。どこに行こうかとネットで展覧会スケジュールをチェックしたら、東京駅にある東京ステーションギャラリーで開催されている「くまのもの ー 隈研吾とささやく物質、かたる物質」という、建築家・隈研吾氏の個展が目に止まった。面白そうなので、今回はこれを観に行くことにした。

東京駅に着いて、ステーションギャラリーへ。チケットを買って、3階へ。順路はまず3階の展示品を見て、それから2階に降りて続きを見るようになっている。入口のチケット売り場にはそれほど人はいなかったので、空いているのかと思ったが、中に入ってみたら、観覧している人が結構いた(それでも、大きな美術館の話題の展覧会のように人だかりというほどではなかったが)。

リーフレットによると、この個展は、建築家・隈研吾氏が「仕事を通じて対話を重ねてきた素材に着目し、建築設計やプロダクトデザインなどの蓄積を、時系列ではなく主要なマテリアル(竹、木、紙、石、土など)ごとに分類。整理することで、”もの”という観点から概観を試みた」ものだそうだ。


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リーフレット(表)


この個展では写真撮影OKなので、あちこちでスマホのシャッター音がする。僕もカメラを取り出して写真を撮りながら見て行くことにした。

このとき撮った写真の主なものをエリア毎に紹介していきます。


― 竹 bamboo ―


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Great (Bamboo) Wall の模型
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ナンチャンナンチャン
Nangchang-Nangchang)
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香柱…細い竹ひごを曲げ
ながら編んだものだそうです。


― 木 wood ―


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浅草文化観光センターの模型
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GCプロソミュージアム・リサーチセンターの模型


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サニーヒルズジャパンの模型
南青山にある台湾No.1パイナップルケーキの
日本1号店だそうです。
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新東京国立競技場の模型


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檮原 木橋ミュージアムの模型
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熱海にあるカフェ「Coeda House」に
使われている木組み


― 紙 paper ―


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青海波…折りたたむとコンパクトに
なる紙で空間を作り出すのだそうです。
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ペーパーコクーン…帯状の紙を螺旋状
にして空間を作り出しています。


3階はここまでで、この後階段を降りて2階の展示室へ。


― 土 earth ―


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虫塚の模型
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安養寺木造阿弥陀如来坐像収蔵施設の模型


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ポートランド日本庭園
カルチュラル・ヴィレッジの屋根の模型


虫塚の模型は、鎌倉の建長寺にある、解剖学者の養老孟司さんの発案による虫を供養するためのモニュメントで、ステンレスメッシュの上にガラス繊維を混ぜた現地の土を吹き付けたものだそうだ。
安養寺木造阿弥陀如来坐像収蔵施設の模型の外壁は日干しレンガを積み上げて作ってあるそうだ。


― 石 stone ―


このエリアでは建築物に使用されている石の素材が展示されている。


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栃木にある石の美術館
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これも栃木にあるちょっ蔵広場


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ロータスハウス
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LVMH大阪の壁面


LVMH大阪の壁面は、光が透過するほど薄くスライスされたグリーンオニクスという石を2枚のガラスで挟んだものだ。

下の写真は、英スコットランド・ダンディにあるヴィクトリア&アルバート・ミュージアムの模型だ。


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― 金属 metal ―


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北京・前門の模型


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渋谷駅周辺の再開発で建設されるビルの模型


<追記 2020.2.23>
模型の外観から、このビルはどうやら2019年11月1日に開業した渋谷スクランブルスクウェア(高さ約230 m、地上47階・地下7階建)の下層部分のようです。


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Le Nuage d'Aluminium
パイプとケーブルを
組み合わせた構造物


― 樹脂 resin ―


浮庵はヘリウムガスを入れた風船にスーパーオーガンザというとても軽い布をかぶせて作った茶室だ(なんだかクラゲみたい)。
Water Branch Houseは、中に水を入れることができるプラスチック製タンクを組み合わせた構造体になっている。


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浮庵
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Water Branch House


織部の茶室の模型は、厚さ5mmのプラスチック・ダンボールを65mm間隔での並べて結束バンドでを固定したものだそうで、全体が歪んだまゆのような形をしている。


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織部の茶室の模型
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吉祥寺ハモニカ横町の焼き鳥屋「てっちゃん」の内装に使われたLANケーブルをリサイクルした「モジャモジャ」。とてもカラフルな作品だ。


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モジャモジャ


― ガラス glass ―


Yakisugi Collectionは、焼杉を型にしたガラス・プロダクトだそうだ。よく見ると、表面には木が焼けたときにできるひび割れの模様が転写されている。


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Yakisugi Collection


― 膜・繊維 membrane/fiber ―


Tee Haus の模型は、二重構造の膜の間に空気を入れて膨らませた茶室だそうだ。
エアー ブリックは、透明な空気枕のようなブロックをつなぎ合わせて空間を作ってある。


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Tee Haus の模型
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エアー ブリック


カサ・アンブレラは、傘をジッパーでつなぎ合わせれば空間が作れ、シェルターとしても機能するそうだ。


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カサ・アンブレラ


品川新駅(仮称)は、品川と田町の間に作られる新駅の模型だ。鉄骨と木を組み合わせて作られたフレームに、半透明のテフロン膜が張られたものだそうだ。


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品川新駅(仮称)の模型
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<追記 2020.2.23>
山手線・京浜東北線の新駅の名前は「高輪ゲートウェイ」に決まり、2020年春に開業予定です。


― おまけ ―


以下は、一通り見終わって展示室から出て3階から下に降りるときに撮った写真だ。


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天井から吊り下げられた照明
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螺旋階段


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壁は創建当時のレンガになっている
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2階の回廊から眺めた丸の内北口ドーム


この後は丸の内界隈を散策してから、最近オープンした東京ミッドタウン日比谷に行ってみることにした。



Part 2. 東京ミッドタウン日比谷


東京ステーションギャラリーで開催されていた「くまのもの ー 隈研吾とささやく物質、かたる物質」をみた後は、丸の内界隈を散策してから、最近オープンした東京ミッドタウン日比谷に行ってみることにした。


この日は丸の内のあちこちのエリア(ビルの入口や通り)でミニコンサートをやっていて、思わず足を止めて聴き入ってしまった。やっていたのは、小学生くらいの女の子のソロピアノ(曲はオリジナル)、小学生と中学生の兄弟によるピアノ(曲は小学生の弟さんが作曲したもの)、サックス2人とピアノのトリオだったが、どれもなかなかよかった(演奏に聴き入ってしまって、写真を撮り損ねた…)。


そのあとは東京ミッドタウン日比谷へ。


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ミッドタウンのビルの向かい側
にはゴジラの像が
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ミッドタウンのビル
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ビルの前に巨大な人形がある


入り口の前には長蛇の列ができていて、僕も列の最後尾についたが、列自体はスムーズに動いていたのですぐに中に入れた。中に入ってエスカレーターで上の階へ。エスカレーターも通路も人が整然と並んで進んでいく。


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ビルの入口
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入口から中に入ったところ


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入口のフロアは3階まで
吹き抜けになっている
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3階からみた1階フロアの様子


3階まで上がってみたが、フロアはどこも多くの人でごった返していたが、ステップ広場の方に行ってみたら、人はあまりいなかった。広場(というか通路のようなところ)には、赤、黄、青の3色のマジシャン(のような)人形が。


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赤、黄、青の3色の人形
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ステップ広場の脇から見た皇居前方面
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ステップ広場から下に降りて
ビルを見上げたところ


ミッドラウンの中は人でいっぱいだったので、ざっと中を見て回ったあとは、東京駅まで戻ることにした。途中、ホテルの前にクラシックカーが置いてあったので、思わず写真に収めてしまった(車種まではわからなかったけど)。


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おわり。