福岡市内散策(6) - JR博多シティ -

Walking in Fukuoka City No.6  -2011.05.06-

- JR Hakata City -

JR博多シティ

GW後半の5月6日は、午前中用事を済ませてから電車で福岡に出かけた。3月に新しくオープンした博多駅ビルの中を散策してみようと思っていたのだ。天神から地下鉄で行ってもいいのだが、外を歩くのも気持ちがよさそうだったので、歩いて博多駅まで行くことにした。

博多駅に着いて、まずは博多口側の駅前の広場 (阪急百貨店がある方。東急ハンズがある方の駅前はタクシー乗り場になっている) で写真を撮ることに。以前の駅前の様子と随分変わって、駅前が随分広々としているのに驚いた。2階には隣のバスターミナルがあるビルまでデッキがあり (ペデストリアン・デッキというそうだ) 、そこに行ってみる。そこからは広場が一望できる。


博多駅正面 (その1)

博多駅正面 (その2)


博多駅正面 (その3)

駅前広場


駅前広場にあるオブジェ

駅前広場側の阪急百貨店入口


駅前広場の脇にある
黒田節の銅像

広場の屋根の柱に取り付けて
あるアート 「縁結び七福童子」

アート 「縁結び七福童子」
の拡大写真


2階デッキから見た駅前広場

3階のテラスから見た駅前広場 (その1)


3階のテラスから見た駅前広場 (その2)

3階テラスからの入口わきにある
FM福岡JR博多シティスタジオ


博多口エレベーター裏の吹き抜けに部分

博多口の吹き抜け

駅前で写真を撮った後は、フロアガイドを見ながらエスカレーターで駅ビル内の各フロアを見て回ってから (別に買い物をするわけではないんだが・・・) 屋上に行ってみることにした。


フロアガイド①

フロアガイド②


フロアガイド③

フロアガイド④

フロアガイドによるとこの屋上は「つばめの杜ひろば」というそうで、屋上に出てみると、つばめ電車というミニトレインが親子連れを乗せて走っているのが目に入った。つばめ電車が走っているエリアの側には何やら鉄柱が3本建っている。なんでもこの鉄柱は1909年 (明治42年) に完成した2代目博多駅のホームにあった鉄柱で、その後1963年 (昭和38年) の3代目博多駅 (今回の建て替え前の駅ビル) 開業にともない2代目駅舎が取り壊されたとき、近くの住吉神社境内に保管されていたのだそうだ。


二代目博多駅の説明と写真が
埋め込まれた記念碑

二代目博多駅の説明と写真が
埋め込まれた記念碑 (拡大)

二代目博多駅のホーム
にあった鉄柱

僕らの世代は3代目の駅しか知らず、2代目の駅舎は写真でしか見たことがないが、西日本一の豪華な駅舎だったという。3本の鉄柱はその駅舎を偲ばせる歴史的なモニュメントだ。でも、その鉄柱に鯉のぼりがつけられていたが、GW中のこどもの日の翌日とはいえ、いくらなんでもこれはないだろうと思ってしまった。歴史的モニュメントに対する鉄道会社としての見識が疑われると思うのだが・・・。

鉄柱の向こうには白木の鳥居が建っていて、参道の向こうには小さな神社も見える。参道の両側には仲見世も並んでいる。とりあえず参道を通り抜けて神社の方に行ってみる。その小さな神社は「鉄道神社」といって、旅の安全を祈願して建てられたものだそうだ。まぁ、駅の屋上にあるのだから、家内安全とか学業の神様とかそういうんじゃないのは当然か。とりあえずお賽銭を入れてお参りする。


鉄道神社の鳥居

旅の安全を祈願する鉄道神社


神社前のだ円形広場の
外周路に並ぶ鳥居の列

九州鉄道建設の恩人
ヘルマン・ルムシュッテル
の記念碑 (ブロンズレリーフ)

神社の前の楕円形広場には、“九州本島の上を電車ごっこをしている7人の童子” のようなオブジェ (アート「縁結び七福童子」というそうだ) が置いてある。駅ビルの広場側の柱にあるのと同じものだ。でも、この縁結び七福童子、よく見るとなんだか異様な雰囲気だなぁ。みんな素っ裸だし、表情が怖いよぉ~。


アート 「縁結び七福童子」

「縁結び七福童子」 (拡大)

参道の脇には小さな屋上菜園まである。もと来た方向に参道を歩いていたら、九州の地ビールを売っているお店が目に止まった。ちょうど喉も渇いてきたことだし、一杯飲んでいくことに。九州各県の地ビールが何種類も売っているが、どれがいいかよく分からないので、たまたま目についた沖縄の地ビール (なんという名前だったか忘れてしまった) にすることにした。ビールを買って、どこか座れるところはないかと探したが近くの小さな休憩所は空いている席がないので、つばめ電車が走っている広場 (天空の広場というそうだ) の休憩所へ。


屋上菜園

ビールを飲みながら一休みした後は、展望テラスに行ってみることに。ここに行くには広場の周りの通路をぐるっと回っていかなければならない。展望テラスからは福岡の街並みや博多湾が一望できる。福岡市は博多駅のすぐ東側に (地下鉄で二駅、直線距離で2km位かな) 福岡空港があり、航空法によって建物の高さ制限がある関係で、博多駅周辺や市の中心部の天神周辺には超高層ビルがない。そのため、10階建ての博多駅ビル屋上からでも遮るものがないので、街並みが一望できるのだ。


屋上展望テラスからの眺め (その1)
油山方面 (かな?)

屋上展望テラスからの眺め (その2)
天神方面


正面にはキャナルシティの
ワシントンホテル、その向こうに
天神にある市役所とベスト電器、
さらにその向こうには福岡タワー
が見えます。

屋上展望テラスからの眺め (その3)
博多港方面。その向こうには志賀島
が見えます。




アイランドシティ方面
超高層マンションが見えます



大博通り
一直線の通りだと思って
いましたが、ほんのわずかに
カーブしているんですね。

博多駅の東側を眺めていたら、ちょうど飛行機が空港にアプローチしているのが見えた。
着陸してきているのは JAL B777-200。








もうすぐ着陸です。空港のビルも見えます。

展望テラスには花壇もあります。



手前は黄色いパンジー


その向こうは紫のラベンダー (かな?)

花壇越しに天神方面を望む

展望テラスで写真を撮った後は、広場の脇からホームを眺められるスペース (新しい博多駅ビルは、南側がホーム上にせり出した構造になっているのだ) にも行ってみることにした。でもスペースが狭いので、ここで長時間眺めていると他の人に迷惑がかかりそう。


上からホームを眺める

もうすぐ駅に到着する山陽新幹線の列車


やってきたのはN700系「のぞみ」(かな?)

9階と10階にあるレストラン街「シティダイニング くうてん」のフロアにはいたるところに庭園がある。




だいだい一通り見て回ったので、新しい博多駅ビルの散策はこれでおしまい。