最近買った音楽CDやDVDについてのページです。ブログやPCに保存してある日記に書いていたもを集めて、一部加筆・修正して一覧にしてあります。このページで紹介しているCDは2025年に買ったCDです。
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1970年代後半から1980年代前半の国内フュージョン・シーン(その当時はクロスオーヴァーと呼ばれていた記憶がある)を牽引したギタリストたちに焦点を当てたオムニバスアルバム(初CD化を含む全15曲は、オリジナル音源を最新の環境でリマスタリングし、UHQCD仕様でリリースされたものだ)。渋谷のタワレコでたまたま見つけ、レスポールとセミアコ(ES-335かな?)のアルバムジャケットが気になり、試聴してみたら結構良かったので買うことにしたのだ。
収録されているギタリストは、高中正義、和田アキラ、鳥山雄司、鈴木茂、竹田和夫、野呂一生(Casiopea)、安藤正容(元T-Square)、森園勝敏など、錚々たるメンバーだ。彼らが残した数ある名演のうち、超絶技巧でバリバリに弾きまくったというよりは、アルバムタイトルに "Mellow" とあるように、メロディを重視したしっとりとした名演が収められていて、彼らのギタープレイを心ゆくまで堪能できる内容になっている。これはなかなかいいアルバムだ。
その中でも特に僕の心に刺さったのは、The Squareの「Tomorrow's Affair」で(The Squareの4作目のアルバム『Rockoon』に収録されているようだけど、僕は持っていない)、収録されている曲の中で、最も "Mellow" 感が出ている作品のように感じられた(個人的感想ですけど…)。
これを聴いてから、日本人ギタリストの作品は、T-Square(The Square時代を含む)やCasiopeaのようなバンドは別にして、あまり持っていないので、いい作品がないか探して聴いてみようと思っている今日この頃だ。
ジャズピアニスト、キーボード奏者・菊池ひみこの1987年に発売されたアルバム。渋谷のタワレコでCDを選んでいるとき、アルバムジャケットのビーグル犬が目に止まり、気になって試聴してみたら、結構気に入ったので買うことにしたのだ(このCDは最新2023リマスター仕様でタワレコ限定でリリースされたものだ)。
僕は彼女のことをほとんど知らなかったが、1970年代後半ごろから活動を始められたようで、吉田拓郎、五輪真弓などさまざまなミュージシャンと共演した後、ジャズに傾倒していき、1979年には三木敏悟&インナー・ギャラクシー・オーケストラのキーボード奏者としてモントルー・ジャズ・フェスティバルにも出演したそうだ。1980年以降は自身のアルバムをコンスタントに発表しながら、映画やTVの音楽も手掛けるなど、多方面で活躍したクロスオーバー~フュージョン・シーンのレジェンドだそうだ。
このアルバムのレコーディングに参加したミュージシャンは、彼女(p, key, synth, org)、松本正嗣(g:彼女の夫でもある)の他、多くのミュージシャンが参加している。収録されている曲はどれも彼女または松本正嗣氏によるものだ。
アルバム全体を通して聴いてみて、1980年代後半の日本のフュージョン・シーンを思い起こし、懐かしさを覚えるサウンド満載だが、今聴いても古臭さを感じさせない、いい作品だ。彼女の作品は他にも復刻されたものがタワレコから出ているようなので、そちらも聴いてみようかな。
トランペット奏者・松井秀太郎の2023年7月に発売されたデビューアルバム。僕が彼のことを知ったのは、ジャズピアニスト・小曽根真率いるビッグバンド No Name Horses のアルバムに彼が参加していて、なかなか気になる存在だったから。そこで今回、まずは彼のデビューアルバムを買うことにしたのだ。
僕は彼のことをよく知らなかったので、タワレコの紹介文を見てみると、
「JAZZ界に彗星のごとく出現した天才トランペット奏者”松井秀太郎"。
国立音楽大学在学中に、21世紀のJAZZ界を牽引する小曾根真による才能ある若手ミュージシャン育成プログラム "From OZONE till Dawn" に抜擢され、小曽根真はもちろん、エリック・ミヤシロや中川英二郎といったトッププレイヤーたちと数多くのLIVEステージを経験し、今やJAZZ界でもっとも活躍が期待されるミュージシャンのひとりとして高い注目を集めています。」とあり、今最も注目されている若手ミュージシャンのようだ。
今回のアルバムも小曽根真の薫陶を受けレコ―ディングされた松井秀太郎のオリジナル楽曲を中心(8曲中7曲)に構成された意欲的な作品とのことだ。レコーディングメンバーは、松井秀太郎(trumpet)の他に、兼松衆(piano)、小川晋平(bass)、小田桐和寛(drums)、中林俊也(sax)、さらには中川英二郎(trombone)、小曽根真(piano/produce)の名前もある。
アルバム全体を通して聴いてみて、彼のトランペットを存分に堪能できるだけでなく、彼を支えるミュージシャンたちのパフォーマンスも素晴らしい。アルバム紹介文には、「1曲目の "Hypnosis" を聴くだけで、松井秀太郎がJAZZ界の正統な継承者であり、その未来を担う天才プレイヤーであることを証明する圧倒的な出来栄え」とあり、まさにその通りと思えるほどの作品に仕上がっていると思う(個人的見解ですけど)。
これで、お気に入りのミュージシャンがまた一人増えた。今度は、彼のライブに行ってみたいと思う。
元 THE JAZZ AVENGERS のギタリスト、瀬川千鶴の2024年3月にリリースされた1stアルバム。僕が彼女のことを知ったのは、THE JAZZ AVENGERS のアルバムを買ったのがきっかけだった。その後、彼女たちのライブDVDを買い、そのプレイを見て以来、彼女は気になるギタリストの一人になったのだ。ということで、今回彼女のソロアルバムを買うことにしたのだ。
今回のアルバムのレコーディングメンバーは、彼女(Guitar)の他には、ドラムは坂東慧(T-SQUARE)、多田涼馬、ベースは鳴瀬喜博(PASIOPEA-P4)、須藤満(元T-SQUARE)、オルガンは大高清美(元CASIOPEA-P4)、ピアノは古川初穂、サックスは中園亜美(THE JAZZ AVENGERS、グループは今年の5月に活動を休止している)、ギターは矢堀幸一といった面々だ。収録されている曲はどれも彼女のオリジナルのようで、ロックから、ジャズ/フュージョン、Popなど多彩な雰囲気の曲の構成されていて、彼女のギタープレイを堪能できる。
THE JAZZ AVENGERS のライブDVDでは、年季の入った赤いストラトを抱え、楽しそうにプレイしていたのが印象的だったが、今年の3月に THE JAZZ AVENGERS のライブに行ったときには、彼女はすでにグループを卒業していて、残念ながら彼女の生演奏を聴くことは出来なかった。今度、機会があったら彼女のライブに行きたいと思う。
ジャズピアニスト・高木里代子の2024年12月に発売されたアルバム。前作『One Another Day』に続き発売された新作アルバムだ。
今回のアルバムも、レコーディングメンバーは、彼女(piano)と井上陽介(bass)、則竹裕之(drums)といつもの面々だ。
収録されている楽曲は、彼女のオリジナル(「Endless Sorrow」、「Dream Waltz」)の他に、パガニーニ(Niccolò Paganini)の「La Campanella」、カプースチン(Nikolai Kapustin)の「Prelude 8 Concert Studies」といったクラシックの楽曲をジャズにアレンジしたものから、ウェイン・ショーター(Wayne Shorter)の「Footprints」やハーヴィー・ハンコック(Herbie Hancock)の「Tell Me a Bedtime Story」、デューク・エリントン(Duke Ellington)の「C Jam Blues」などのジャズの楽曲、はたまたアメリカ民謡の「Oh Shenandoah」まで、幅広い楽曲で構成されている。 これらの楽曲をピアノトリオによって繰り広げられるストレートアヘッドなジャズを心ゆくまで堪能できる作品になっていると思う。
こりゃ、今年こそは彼女のライブに行かなくては(未だに実現できていないが...)。
上原ひろみの新作アルバム。新作が出るというのはだいぶ前から知っていたので、発売されるのを心待ちにしていたのだ。なので、発売翌日の土曜日に新宿タワレコに行って早速買ってきたのだ(もちろん、初回限定盤 CD+DVD を買った)。
今回のアルバムは、彼女の新たなバンド Sonicwonder の2作目のとなる作品だ。あらためて言うまでもないが、メンバーは上原ひろみ(piano/keyboards)、アドリアン・フェロー(Hadrien Feraud; bass)、ジーン・コイ(Gene Coye; drums)、アダム・オファリル(Adam O'farrill; trumpet, w/pedals)の4人だ。
彼女のデビュー作『Another Mind』の冒頭に収録されている「XYZ」で幕を開ける今回の作品では、今回新たにトラペットを加えた形で再収録されている。2曲目の「Yes! Ramen!」では、なんとも楽しい雰囲気の曲で、ラーメン好きの彼女の想いが伝わってくる。「Pendulum」では、ミシェル・ウィリス(Michelle Willis)によるヴォーカルがフィーチャーされているバージョン(3曲目:作詞は彼女とミシェル・ウィリスとの共作)とソロ・ピアノ・ヴァージョン(8曲目)の2つのバージョンが収録されている。さらに、「Takin' Off」、「Strollin'」、「Orion」、「The Quest」の4曲からなるアルバムタイトルの組曲「Out There」へと続き、最後は軽やかで楽しい感じのフレーズで始まる「Balloon Pop」で締めくくられている。
Sonicwonderとしてライブを重ねてきて、お互いに気心も知れてきているのか、2作目となる今作ではバンドとしてさらに進化した内容になっているように感じられ(個人的感想ですけど…)、次はどんな形になるのか楽しみでもある。
ところで、「Yes! Ramen!」と「Balloon Pop」はどこかで聴いたことがあると思ったが、去年の夏、ブルーノート東京でのライブでお披露目されていたのを思い出した。
ボーナスDVDの方は、「Reminiscence」(2023年の東京国際フォーラム)、「Sonicwonderland」(2024年のブルーノート東京)のライブ映像が収録されている。僕はどちらのライブも行ったのだが、ライブから時間が経っていることもあり忘れかけていたのだが、映像を観ていてその時のライブの様子を思い出した。
エリック・クラプトンの1975年に発売されたライブアルバム。実は高校生の頃、このLPレコードを買ったんだが、今ではウチではレコードはかけられないので、今回CD版を買ったのだ。
このアルバムは、1974年から1975年にかけてのアメリカ、イギリス・ツアーから収録されたものだ。バンドメンバーは、エリック・クラプトン(Eric Clapton; guitar/vocals)のほか、イヴォンヌ・エリマン(Yvonne Elliman; vocals)、ジョージ・テリー(George Terry; guitar)、ディック・シムズ(Dick Sims; keyboards)、カール・レイドル(Carl Radle; bass)、ジェイミー・オールディカー(Jamie Oldaker; drums)、マーシー・レヴィ(Marcy Levy; tambourine)といった面々だ。
オープニングはブルースのスタンダード「Have You Ever Loved A Woman/愛の経験」だ。この曲はクラプトンのアルバム(「Layla」他、ライブアルバムなど)で度々取り上げられていて、クリーム時代の「Crossroads」と並んで、クラプトンのブルースといえば「コレ」という曲だ。ブラインド・フェイス(Blind Faith)時代の2曲を除いてブルースナンバーが目白押しだ。1970年のアルバム『Layla and Other Assorted Love Songs/いとしのレイラ(Derek and the Dominos)』の後、2作続けてレゲエに傾倒したアルバムを発表していたが、久しぶりのクラプトンのブルースの名演を堪能できるアルバムになっている。
ところで、2曲目のブラインド・フェイス時代の曲「Presence of the Lord」は、僕にとっても思い出深い曲なのだ。高校の時(遠〜い昔の話だが)、文化祭の時(だったか?)、この曲を演奏したのだが、この曲のクラプトンのギターソロをコピーしようと必死に練習したのだ。
ジャズ・ピアニスト、高木里代子の昨年9月に発売されたアルバム。アルバムが出たのは知っていたので、買おうと思っていたのだ。
このアルバムは、2021年から2023年にかけて立て続けに発売された4作品のうち4作目『Midnight in Blue』から1年、新たなステップとして満を持して発売された作品だ。レコーディングメンバーは、彼女(piano)のほか、井上陽介(bass)、則竹裕之(drums)といつものメンバーだ。
彼女による書き下ろし作(10曲中6曲)や「Caravan」(Duke Ellington, Juan Tizol)のようなジャズスタンダード、セルジオ・メンデス(Sergio Mendes;ブラジル出身のジャズ/ボサノバ・ピアニスト/作曲家)の「So Many Stars」からドビュッシー(Claude Achille Debussy:フランスの作曲家)の「Clair de Lune」など、多彩な作品で構成される今回のアルバムは、アップ/ミドル・テンポの曲からスローバラードまで、メンバー3人によって紡ぎ出されるストレートアヘッドなジャズを心ゆくまで堪能できる内容になっていると思う。
そういえば、前々から彼女のライブに行こうと思っているのだが、スケジュールの都合で未だに実現できていない。今年こそは行きたいと思っているのだ。
上原ひろみと矢野顕子がコラボしたライブアルバム。前回のコラボライブから8年を経て開催されたコラボライブ第3弾として発表されたものだ。昨年の12月にこのアルバムが発売されたのは知っていたので、買おうと思っていたのだ(例によって、初回限定盤CD+DVDを買った)。今回のアルバムは、2024年9月24日〜25日に東京オペラシティで開催されたコンサートを収録されたものだ。
ライブで演奏されている楽曲は、矢野顕子、上原ひろみそれぞれが作詞・作曲した楽曲のほか、上原ひろみが作曲した「Polaris」(『Sonicwonderland』に収録されている)に矢野顕子が詞をつけた楽曲、「げんこつアイランド」のような「げんこつ山のたぬきさん(わらべうた)」にハーヴィー・ハンコックの「Cantaloupe Island」を合体させた楽曲、さらには、「Just the Two of Us」(ラルフ・マクドナルド他の作で、今な亡きサックス奏者グローヴァー・ワシントンJr.の1980年の作品『Winelight』に収録され、グラミー賞を受賞した楽曲としても有名だ)など、盛りだくさんだ。最後には、第1弾でも収録されていた「ラーメンたべたい」(作詞・作曲は矢野顕子)も新たなアレンジで披露されている。
これらの楽曲は、基本的に二人が奏でるピアノに矢野顕子のヴォーカルが乗っかっているものだが、二人のピアニストによって縦横無尽に繰り広げられるスペシャルなピアノ・セッションは聴き逃せない。これを聴いていると、このアルバムに収録されているライブは逃してしまったが、次回は(もしあれば、だけど)逃さないようにしたいと思う。
なお、特典DVDの方は、「ドラゴンはのぼる」と「Polaris」のライブ映像が収録されている。
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